情報室てんかんに関する記事・情報源(雑誌や書籍の案内)を掲載します。

第4章 日常生活の過ごし方

1)規則的な生活

睡眠不足は、多くの人で発作を起こりやすくします。成人ならばおおよそ6~8時間、子どもでは8~10時間は睡眠をとるようにしましょう。仕事や、やむを得ない事情で夜更かしをした場合には、翌日十分に眠り、睡眠不足が続かないようにしてください。発作が十分に抑制されていない場合は、夜勤のない仕事につくことが望まれます。昼間は、よく働き、遊び、勉強し、夜はぐっすり眠るという生活が理想的です。

2)薬の飲み方

てんかん治療では、抗てんかん薬を服用して発作を起こらなくすることがもっとも大切です。この薬は解熱剤や痛み止めと違い、毎日決められた量をきちんと飲んではじめて効果を保つことができます。飲み忘れのないようにして下さい。もし忘れたと思ったときには、気づいたときにまず1回分を飲み、次の薬と近いときには、1~数時間遅らせて次の分を飮んで下さい。その日の薬はその日のうちに全部飮むようにして下さい。忘れた分をとばして飲まないでいると、発作が起こりやすくなります。

余分に飲んだ場合は、その種類、分量によって対応の仕方が違いますので、主治医に尋ねるのが最良です。吐いた場合は、飲んだ直後(およそ15~30分以内)ならば、もう一回分を重ねて飲む必要があります。それ以上時間が経っていれば重ねて飲む必要はありません。食事をしなかった場合(朝食をとらない等)も、薬はきちんと飲んで下さい。

3)食生活

食事については(食事療法をしている場合を除き)制限はありません。香辛料(カレー、とうがらし、コーヒー等)も常識の範囲内でかまいません。ただし、アルコールは発作を起こしやすくしますので、飲まないのが理想的です。仕事などでやむを得ない場合は、口をつける程度にして、上手に雰囲気を楽しむようにしてはいかがでしょうか。

4)他の病気・けがの時

風邪、下痢など他の病気やけがの時にも、原則としててんかんの薬は継続して飲んで下さい。ただし、飲んでいるてんかんの薬の名前と量を、その病気の主治医に知らせて下さい。普段から薬の名前と量を主治医から聞き、メモしておくと役立ちます。また、てんかん治療の主治医にも、他の医師に処方された薬を教えて下さい。両方の薬を飲んでいて著しい体調の変化があった時は、すぐに主治医に連絡して下さい。

5)予防接種

予防接種には様々な種類があります。予防接種によっては、また発作の型や年齢によっては、接種した方が良い場合とそうでない場合がありますので、主治医に相談されることをおすすめします。