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Q&A

どのような方が外科治療を受けているのですか?

 てんかんの外科治療のおおまかな適応基準として
・脳の中の限られた場所から発作が起こっていること
・薬で発作がおさえられない状態が2年以上続いていること
・発作がよくなれば、生活の質(QOL)がよくなることが期待できること
・手術による大きな後遺症がないと予測されること
・患者さんやご家族が手術の意義をよく理解していること
が挙げられます。
 逆に、発作の原因となる領域が脳の何箇所にも存在する場合や、運動や感覚、言語などの脳の重要な働きに関わるところから発作が起こっている場合には、手術するかどうかについて慎重に考える必要があります。
 以前は薬での治療を行なっても発作がよくならない場合の最終手段として外科治療が考えられてきました。しかし現在では、特に海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかんや限局した病変(腫瘍や皮質形成異常など)に発作が由来する患者さんでは手術で発作が改善することが多いため、これらの患者さんに対して積極的に外科治療を考慮するようになりました。特に脳腫瘍をもつ人や、出生早期から発作が頻発していて発達が障害されるおそれのあるお子さんでは早めに手術適応を検討します。