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Q&A

外科治療では特に包括医療が重要だと聞きました。詳しく教えてください。

 外科治療は単に発作を止めるだけでなく、それに伴うQOLの向上を究極的には目指すものです。発作がよくなるかどうかという医学的な事柄だけでなく、患者さん個々の全体像をよくみて、外科治療が患者さんのQOLの向上に結びつくかどうかを、術後に発作がよくならなかった場合も想定して考える必要があります。
 外科治療にあたっては、脳外科医だけでなく、神経内科医、精神科医、看護師、臨床心理士、ソーシャルワーカー、作業療法士など、多職腫のチームによる包括医療が大切です。手術は決して治療のゴールではなく、その後も続く治療の中での大きな通過点として位置づけられるものです。患者さんによっては、術後に発作が再発し、ショックで落ち込むこともあるかもしれません。また、手術で発作がなくなっても、自立した生活を送れるようになるためにはカウンセリングや就労支援が必要な方もあります。患者さんの心理・社会的な側面も含めて、手術後も継続的に支援が行なわれる体制が必要です。
 なお、情報室の「てんかんの包括医療」の項目もご参照ください。