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Q&A

妊娠前から注意することはありますか?

 てんかん発作の頻度、患者さんの育児能力、期待できる家族からの援助などを考えて、妊娠・出産が現実的に可能か、家族を含めて十分に話し合っておくことが大切です。妊娠に際してどのような注意が必要か、主治医の先生に質問して、あらかじめ情報を得ておきましょう。
 どの薬でも児に奇形を生じる可能性は否定できないため、またほとんどの奇形は妊娠初期、場合によって妊娠と気づく前の早い段階で生じるため、薬物の変更は妊娠の可能性が生じる前に行っておくことが奨められます。
一般に、できるだけ少ない種類とできるだけ少ない量の薬が推奨されています。またバルプロ酸の大量(特に1500mg/日以上)は避けた方がよいと言われています。ただし、強直間代発作(けいれん発作)やけいれん発作の重積は児にも母親にも好ましくないため、大きな発作はおこらないように薬を調節しておくことが大切です。
 妊娠の可能性のあるときから妊娠経過を通じて、葉酸を0.4mg/日以上摂取することが奨められています。葉酸は奇形、特に二分脊椎の発生率を減らすと言われています。また一部には葉酸の内服により精神発達に良い影響を及ぼすと述べられている報告もあります。葉酸はドラッグストアで購入できます。多くの葉酸では1粒が0.2mg ですので日に2粒、妊娠したら2~3粒の服用で構いません。