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Q&A

脳波検査の前後に、どのような注意が必要ですか?

脳波は、てんかんの診断や、治療効果の判定に欠かすことの出来ない検査です。てんかんの診断、発作型の分類、治療効果と経過の判定に、脳波は重要な情報を提供します。

  1. 検査による痛みや苦痛はありません。安心して検査を受けて下さい。
  2. 薬はいつものように服用してください。検査の前に薬を勝手に止めては危険です。食事は通常どおりで結構です。
  3. 頭髪は良く洗い、整髪料は使用しないで下さい。女性では、髪型は簡素なものにして下さい。
  4. 検査は1時間くらいかかりますので、検査前に排泄は済ませて下さい。
  5. 緊張すると、脳波に雑音が入ります。子どもであれば家人が側に付き添うなどして、楽な気分で検査を受けられるようにして下さい。
  6. 身体の動き(たとえば瞬き、眼の動き、顔のしかめ、のみこみなど)や付き添い者の動きによっても雑音が入ります。静かに検査を受けるようにしましょう。
  7. 睡眠時の脳波検査では、てんかん性異常波の検出率が高くなります。脳波検査中に睡眠できるように工夫しましょう。眠れない方は睡眠導入剤を服用していただくことがあります。この場合、検査終了後に眠気やふらつきが残る方も若干おられます。すぐに元に戻りますので心配はいりません。
  8. 検査が終わったら、電極を接着するためのペーストを温湯で洗い流し、あるいはアルコール綿でよく拭き取ります。