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Q&A

言葉の発達に遅れがあるのではないかと心配です

子どもの成長発達の様子は、一人ひとりによって幅があります。発達に遅れがあるかどうかという判断は、年齢が低ければ低い程難しいことが多いものです。子どもの発達を考える時には、運動面と精神面の両面から判断します。例えば、運動面とはお座りやつかまり立ち、一人歩きといったものだったり、玩具を握ったり、両手で持って遊んだりできる動きをさします。精神面とは、人との関わり(母親を含めた大人との関わり、子ども同士の関わり)、食事や排泄などの生活習慣動作、遊び方、言葉の理解や発語などをさします。発達の遅れとは、この両面にアンバランスがある場合や、運動面や精神面のそれぞれの内容の成長が特に遅かったりしている場合のことを言います。 

さて、言葉の遅れを心配される場合、運動面の発達が順調かどうかも考慮することが大切です。運動面と精神面の両面に大きな遅れがみられず、言葉の面(特に発語面)だけ少し成長が遅いと思われる場合には、もう少し経過を見ながら言葉の成長を見守るようにしてよいでしょう。もし、発達が全般的に遅れていたり、発語だけでなく言葉の理解(母親の声や簡単な言語指示、物の区別や呼称などの理解)にも弱さがみられているようでしたら、発達面に詳しい相談機関への受診や医療機関での医学的な検査結果をもとに発達面の検査も受けていくことが必要です。

てんかんといった脳に関連した病気がない場合には、子どもを取り巻く環境(家庭での両親の関わりや子どもの発達年齢に合わせた玩具での遊び等)を作っていくことが当面の養育として大切です。もし、てんかんやその他の脳に関連した病気がある場合には、病気の治療の経過と合わせて発達の様子を丁寧に見ながら、成長しにくい領域への援助の仕方を発達の専門家(心理療法士、言語聴覚士、保育士等)と相談しながら養育していくことが良いでしょう。