MOSES(MOdular Service package EpilepSy)とは、てんかんのある人が、てんかんをもつ他の人やトレーナーと意見交換をしながら、てんかんについての知識、てんかんと向き合う方法について学ぶプログラムです。小さなグループで行いますので、気兼ねなく、わからないことを尋ねることができます。MOSES プログラム は、1998年よりドイツ語圏ではじまり、現在では世界の多くの国に広がりつつあります。
MOSES プログラム は9つのテーマ(モジュール)から成り、テキストに基づいて、順を追って理解を深めながら、てんかんの原因、診断、予後、治療、対処方法、日常生活、社会生活、資格、制度などの重要な情報を学んでいきます。MOSES は、 ただ単に知識を深めるだけでなく、てんかんのある人が、“てんかんという病気とのつきあい”の自立したエキスパートになり、できるだけ制約の少ない生活を送れるようにお手伝いをすることが目的です。
MOSES プログラム に参加した人は、病気についての質の高い情報を持ち、病気とうまく向き合うことができ、さらに発作が減り、薬の副作用に悩むことも少なくなったことが、科学的に証明されています(May らの論文、2002年)。
現在MOSESプログラムは以下の施設で実施されています。
静岡てんかん神経医療センター
岡山大学小児神経科
東京大学精神科
東北大学てんかん科
国立精神・神経医療研究センター病院
和歌山県立医大神経精神科
すずかけクリニック
日本橋神経クリニック
実施予定は各施設にご確認ください。
詳しくはMOSESホームページをご参照ください。https://mosesjapan.com/a/