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心因性非てんかん発作について教えてください

 心因性非てんかん発作とは、てんかん発作とよく似てはいますがてんかん発作ではない症状のうち、心理的な要因により生じるものを指します。以前は偽性発作や疑似発作などとよばれていました。意識的に生じる場合もあれば、無意識に生じている場合もあります。
 てんかん発作と心因性非てんかん発作が併存する方も、心因性非てんかん発作のみを有する方もいます。典型的なてんかん発作とは症状が異なっていることで疑われますが、症状がそっくりで症状のみでは見分けがつかない方もいます。そのような場合は、症状が生じている際のビデオ・脳波同時記録を実施することで見分けます。
 治療には患者さんを取り巻く環境を整えることや、カウンセリングをはじめとした心理療法が挙げられます。発作が生じる原因がそれぞれ異なるため、対応は個別的になります。発作を生じていないときに会話の機会を増やすなどといった関わりを多く持つことは、心因性非てんかん発作がある方への対応として大切なことです。薬物療法は一般にあまり効果はありません。
 長いてんかんの経過中に、今までとは全く異なる形の発作が新たに生じた場合などは心因性非てんかん発作である可能性もあるかもしれませんので、主治医の先生に相談してみてください。
 心因性非てんかん発作があることで、より充実した生活を送るためのヒントが得られることもあります。主治医の先生から、懸案とする症状が心因性非てんかん発作の疑いがあると言われると心情的に受け入れ難い方もいらっしゃるかもしれませんが、そのことを状況の改善につなげるきっかけにして頂けるとよいと思います。